「せっかくの家族でのお出かけなのに、子どもが『気持ち悪い……』とぐったり。楽しいはずのドライブが、なんだか申し訳ない時間になってしまう」
これ、わが家のことです。
以前にも少し書いたんですが、わが家は最近オデッセイからCX-80というSUVに乗り換えました。そうしたら、それまでほとんど酔わなかった二男(5歳)が、車で「気持ち悪い」と言うようになってしまったんです。
楽しいお出かけのはずが、子どもが青い顔をしているのを見るのは、親として本当につらいもの。なんとかしてあげたくて、この1ヶ月半、いろいろな対策を試してきました。
この記事では、子ども3人を育てるパパが実際に試して効果があったもの・イマイチだったものを正直にまとめます。ネットの情報そのままじゃなく、わが家のリアルな結果ベースなので、同じ悩みを持つ方の参考になればうれしいです。
車の乗り換えで二男が酔うようになった経緯は、こちらの記事に書いています。 → 【納車1ヶ月半・2,365km走破】CX-80のリアル総括!後悔したこと・買ってよかったこと
そもそも、なぜ子どもは車に酔いやすいの?
対策の前に、ちょっとだけ「なぜ酔うのか」を知っておくと、対策の効き方が腑に落ちます。
車酔いは、目から入る情報と、耳の奥にある三半規管(体のバランスを感じる器官)が受け取る情報、それと体の感覚——この3つが食い違って、脳が混乱することで起こると言われています。たとえば、下を向いてスマホを見ていると、目は「止まっている画面」を見ているのに、体は揺れている。この矛盾が、あの気持ち悪さの正体です。
そして子どもが酔いやすいのには理由があって、一般的に車酔いは脳が発達し始める3歳前後から起こりやすくなると言われています。つまり、わが家の二男がこの年齢で酔いやすいのは、ある意味で自然なことだったんですね。これを知ってから、「体質だから仕方ない部分もある」と気持ちが少しラクになりました。
【予防編】乗る前にできること
車酔いは、乗ってから対処するより「乗る前の準備」が効きます。お金もかからないので、まずはここから。わが家が意識しているのはこのあたりです。
満腹・空腹どちらも避ける
満腹だと揺れで気持ち悪くなりやすく、逆に空腹すぎても胃が刺激に弱くなります。出発前は「軽くお腹に入れておく」くらいがちょうどいいです。一般には脂っこいものは避けたほうがいいとも言われますが、正直わが家はそこまで神経質には意識していません。それよりも「食べすぎない」を守るだけでも違う気がします。
服装はゆったり、車内は涼しく
体を締め付ける服は酔いやすさにつながるので、ゆったりした服で。あと、出発前に窓を開けて車内の空気を入れ替えておくのも効果的です。乗り込んだ瞬間のムッとした空気、あれが意外と酔いの引き金になります。
座る位置を工夫する
揺れの少ない場所に座らせるのも手です。チャイルドシートの位置は簡単には変えられませんが、可能な範囲で揺れを感じにくいポジションを意識するだけでも違いました。
寝かせてしまうのも立派な作戦
身も蓋もないですが、これが一番効くこともあります。出発のタイミングをお昼寝の時間に合わせたり、午前中にしっかり遊ばせて車内で寝てもらったり。寝てしまえば酔いません。
【ドライブ中】我が家で実際に効果があった対策
ここからは、実際に走り出してからの話。わが家でハッキリ効果を感じたものを紹介します。
効果大:スルメイカ(イカゲソ)を噛ませる
これが、わが家の最大の発見でした。
実はこれ、妻が子どもの頃から続けている車酔い対策なんです。妻自身が乗り物に酔いやすい人で、昔からスルメを噛んでしのいできたそう。そして二男、性格も体質もどことなく妻に似ているところが多いんです。「もしかして、ママに効くならこの子にも効くかも?」——そんな軽い思いつきで試してみたら、これがビンゴでした。
二男に**スルメイカ(イカゲソ)**を噛ませると、明らかに酔いにくくなったんです。最初は半信半疑だったんですが、何度か試してハッキリ効果を感じています。
理屈で考えても納得で、「よく噛む」という動作そのものに、気を紛らわせたり自律神経を整えたりする効果があると言われています。ガムや飴が酔い止めに使われるのと同じ発想ですね。そこにスルメの「噛みごたえ」が加わるので、長く噛んでいられて、子どもも夢中になってくれます。おやつ感覚で嫌がらないのも大きい。
ただし、小さいお子さんだと喉に詰まらせないよう、噛む様子はしっかり見ていてあげてください。わが家も食べさせるときは必ず目を配っています。
効果あり:こまめな休憩と換気
少しでも「気持ち悪い」と言ったら、無理せず早めに休憩。外の空気を吸わせて、体を動かすとだいぶ回復します。渋滞や山道など、酔いやすい区間の前後で意識的に休むのもおすすめです。
賛否あり:グレープフルーツジュース
これも正直に書きます。スルメイカと同じ「妻ゆずりの対策」で、グレープフルーツジュースも試してみたんです。ただ、こちらはちょっと結果が微妙でした。
そもそも、たまたま買ったジュースの味が二男の好みじゃなかったみたいで、あまり飲んでくれなかったんです。なので「効いたかどうか」を語れるほど飲ませられなかった、というのが正直なところ。
それに調べてみると、柑橘系は「酔いを増すこともある」と言われているんですね。空腹時だと胃を刺激してしまう場合があるそうで。なので、これは無理に取り入れなくてもいいかな、というのがわが家の結論です。試すとしてもお子さんの好みと様子を見ながら、少量から。
景色を見せる(これが後席モニター問題につながります)
外の流れる景色を見せると、目から入る情報と体の感覚のズレが小さくなって、酔いにくくなると言われています。「あ、牛さんいるよ!」なんて声をかけながら外を見せるのは、昔ながらですが理にかなった方法です。
……で、ここで多くの家庭がぶつかる大問題があります。それが次の話です。
後席モニターは車酔いの「味方」か「敵」か?
子どもを静かにさせる最強アイテムといえば、後席モニターやタブレットでの動画。わが家もナビ男くんで後席モニターを付けていて、子どもたちは大満足です。
でも、ここに大きな落とし穴があります。
動画を見せると、車酔いはむしろ悪化しやすいんです。
理由はさっきの「目と体のズレ」。下を向いてタブレットやスマホの画面を見ると、目は揺れない画面に固定されているのに、体は揺れ続けている。この矛盾が酔いを一気に加速させます。せっかく静かにさせようとした動画が、逆に「気持ち悪い……」の原因になるという、なんとも皮肉な話です。
実際、ネットでも「子どものために後席モニターを付けたのに、画面を見て酔ってしまう」という声はとても多いんです。
じゃあどうするか:カギは「画面の高さ」
ここで効いてくるのが画面を置く位置です。
スマホやタブレットを手元(低い位置)で見ると下を向くので酔いやすい。でも、目線より上、ヘッドレストの高さあたりに画面があると、下を向かずに見られるので酔いにくくなると言われています。
わが家がナビ男くんで取り付けてもらった後席モニターは、まさにこのヘッドレスト位置。だから子どもたちは比較的ラクな姿勢で見られています。それでも二男は体質的に酔うことがあるので「モニターがあれば絶対大丈夫」ではないんですが、手元のタブレットよりは断然マシ、という実感があります。
もしこれから後席モニターを検討するなら、**「できるだけ高い位置に、目線が下がりすぎないように設置する」**のが、車酔い対策の観点ではかなり重要なポイントです。
わが家の後席モニター(ナビ男くん)の取り付けレビューはこちら。子どもが静かになった効果も書いています。 → CX-80にナビ男くんは必須!後席モニターで子供3人が静かになる神カスタムレビュー
あると安心。車酔い対策グッズ
最後に、お守りとして持っておくと安心なグッズを紹介します。わが家は今のところスルメイカで乗り切れていますが、「これがあると安心だな」というものをまとめておきます。
① 子ども用の酔い止め(ドロップ・ラムネタイプ) 水なしで食べられる、おやつ感覚の酔い止めが各社から出ています。薬を嫌がるお子さんでも、ラムネみたいに食べられるタイプなら受け入れてくれやすいです。年齢ごとに飲める製品が違うので、必ずパッケージの対象年齢を確認して、心配なら薬剤師さんに相談してください。
② 酔い止めリストバンド(ツボ押しタイプ) 手首の内側にある「酔いに効くツボ」を、内蔵の突起で刺激してくれるバンドです。薬を使わせたくない方や、薬が飲めない小さなお子さんのお守りとして人気があります。色やデザインを子どもに選ばせると、喜んでつけてくれます。
③ 防臭タイプのエチケット袋 これは「酔わせない」ではなく「もしものとき」の備えですが、車内で吐いてしまったときの後処理は本当に大変です。防臭・自立タイプの袋を数枚、グローブボックスに常備しておくと、いざというとき気持ちにゆとりが持てます。
※薬やグッズは、お子さんの年齢・体質に合うものを選んでください。気になる症状が続く場合は、自己判断せず小児科や薬剤師に相談するのが一番です。
それでも酔ってしまったときの対処法
予防しても酔ってしまうことはあります。そんなときは——
- すぐに安全な場所に停車して、外の空気を吸わせる
- ベルトやボタンをゆるめて体を締め付けないようにする
- うつむくとよけい気持ち悪くなるので、上体を起こして楽な姿勢に
- 冷たいタオルで首元を冷やすと、すっきりすることがあります
そして何より、「気持ち悪くなったらすぐ言っていいんだよ」と声をかけておくこと。我慢させないのが一番です。
まとめ:対策しながら、家族のドライブを楽しもう
子どもの車酔い対策、わが家のリアルをまとめてきました。
振り返ると、効果が大きかったのはスルメイカ・こまめな休憩・換気、そして後席モニターの「高さ」の工夫。一方で、同じ妻ゆずりの対策でも、グレープフルーツジュースのように「我が子にはイマイチ刺さらなかった」ものもありました。結局のところ、車酔い対策に「全員に効く正解」はなくて、わが子に合うものを少しずつ探していくしかないんだな、というのが今の実感です。
ちなみにスルメイカが効いたのは、妻が昔からやっていた対策を「この子は妻に似てるから」と当てはめてみたのがきっかけでした。我が子をよく観察していると、こういう”その子だけの正解”に出会えることがあります。
それでも、いくつか手札を持っておくだけで、お出かけの安心感はまるで違います。せっかく家族でドライブに行くなら、子どもには笑顔でいてほしいですもんね。
この記事が、同じ悩みを持つどなたかの「次のお出かけ」を、少しでもラクにできたらうれしいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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